スルー・ザ・パスト・ダークリー (ビッグ・ヒッツ Vol.2) レビュー

スルー・ザ・パスト・ダークリー (ビッグ・ヒッツ Vol.2)- ジャケット

1969年発売
全米最高位2位
全英最高位2位

ストーンズにとって、2枚目のベスト盤。
1969年9月発売。オリジナル盤は、8角形のジャケットで話題になる。
66年頃から最新版までの、シングルAB面収録曲を中心に構成されるが、
UK、USでは収録曲が異なる。

アルバムタイトルは、収録曲発表の時期、
ドラッグ問題やブライアンの死といった「暗黒」の時期をすり抜けて新しい時代を、
という意味を込めて付けられた。

ジャケット内側にはブライアン追悼の一文が掲載されている。

収録曲

  1. ジャンピン・ジャック・フラッシュ – Jumpin’ Jack Flash 3:40
  2. マザーズ・リトル・ヘルパー – Mother’s Little Helper 2:45
  3. 2000光年のかなたに – 2000 Light Years From Home 4:45
  4. 夜をぶっとばせ – Let’s Spend The Night Together 3:36
  5. ユー・ベター・ムーブ・オン – You Better Move On 2:39
  6. この世界に愛を – We Love You 4:22
  7. ストリート・ファイティング・マン – Street Fighting Man 3:15
  8. シーズ・ア・レインボウ – She’s A Rainbow 4:11
  9. ルビー・チューズデイ – Ruby Tuesday 3:16
  10. ダンデライオン – Dandelion 3:32
  11. シッティン・オン・ア・フェンス – Sittin’ On A Fence 3:02
  12. ホンキー・トンク・ウィメン – Honky Tonk Women 3:00

以上、UK盤。US盤は、⑤⑥⑪が抜け、代わりに
⑬黒くぬれ – Paint It, Black 3:45
⑭マザー・イン・ザ・シャドウ – Have You Seen Your Mother, Baby, Standing In The Shadow? 2:34

雑感

ストーンズで2枚目のベスト・アルバムです。

1枚目の「Big Hits/High Tide And Green Grass」に収録
されている曲も何曲か収録されていてややこしいのですが、
ストーンズの成長と言うか、変遷が見てとれて興味深いベスト盤です。

66年あたりと言えば、ビートルズが「Rubber Soul」「Revolver」
あたりの自分たちの進めべき方向性が見えた後で、
ストーンズもブラック・ミュージックのカヴァーバンドからの脱皮を図っていた頃でした。

⑧⑨⑬はちょうどその頃の曲で、繊細かつ美しさが特徴の佳曲が揃っていました。

そして、迷いの中から①を発表、自分たちの原点である、
ブラック・ミュージックの追求の世界へ、以前とは別の形で、
しかも、成長した形で舞い戻っていくのです。

そして、このアルバムでの最新曲である⑫。

ブライアン・ジョーンズは、この曲のレコーディングに参加しておらず、
発表を前後してこの世を去ってしまいます。

この曲は、ミック・テイラーがスト-ンズのレコーディングで最初に参加した曲で、
同時にキースがこの曲を決定づけたと言ってもいいギターリフを弾いています。

しかし、方向性は①と同じなのですが、
ブライアンが参加していた頃とは音はまったく違います。
そして、この音は70年代のストーンズに繋がっていきます。

曲だけ見れば過渡期の選曲だけに統一性がない(ベスト盤だから仕方ないのですが)わけですが、こう言う視点で見れば、佳曲揃いなだけに面白いと思います。

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